永代経法要は、故人の法名軸を本堂に掛け、永代に渡りその故人の遺徳を偲ぶ法要で、 1年に2回春と秋に行われます。その意義は、生きている私たちが、 仏縁をいただいてお念仏の心を伝えていくことです。 また、ご門徒の方々のお参りによってお寺が維持され、 お念仏の教えが永代に受け継がれていく法要であります。 それは、仏さまによっていのちをいただいた私たちが、法要をご縁として、 仏恩報謝の心を表すことであります。 その心はやがて子や孫に受け継がれ、み教えを聞き広めるご縁となります。 ご法義を大切にされる方々の思いが、永代経法要であるとも言えます。 法事は五十回忌法要で弔上げとなり終わりますが、 永代経法要は永代に渡り故人の供養が行われます。